私がずっと前からこれもまた個人的に強く感心しているのは、弘道お兄さんの「頭の良さ」です。その頭の良さとは、勉強がよくできる、学業成績が良い、という意味の頭の良さとはちょっと違います。あっ、学業成績も良かったのかもしれないのですが、これは全く存じませんので、失礼があれば平にご容赦を。
その頭の良さとは、うーん、言葉ではなかなか表現しづらいのですが、ざっと思いつく点を並べると、パッと機転が効く、すっと面白いことが言える、TPOをわきまえた行動ができる、廻りの人にさりげなく気配りをすることができる、バランスを備えたものの受け答えができる……というような点でしょうか。別のタレントで例えていうと、同じくこの頭の良さを感じるのはSMAPの木村拓哉君ですね(でも別に彼のファンではありません)。
ここも触れるとすると、沢山申し述べることがあるのですが、2点だけ簡単に触れます。
兄は、コンサート、イベント等の仕事の場で、結構アドリブっぽいユーモア溢れる表現をしてくれます。これがいつもなかなか機転が効いていて聞いていてとても楽しくて面白いものがあります。子供向けということもあり、簡単な判り易いギャグを結構飛ばしてくれます。人によって感じ方はそれぞれあると思いますが、私にはそれらがとても心地よく響きます。それも、苦労してしゃべっているふうでもなく、すっと素早く面白い表現が出てきます。これにはいつも天性の素質を感じさせられます。そして、その中でも特に感心するのは、受けたからといって同じギャクを何度も繰り返して使うことがないところです。常に場を盛り上げよう、常に変わった面白いことを言おうとしてくれている姿勢にはとても頭が下がるものがあります。
次に触れたいのは、兄が発するコメントの「バランスを備えた受け答え」です。兄の発言は、月刊誌、NHKの公式ページに載りますが、たまに取り上げられて新聞や週刊誌などのメディアに載ることもあります。これらを読んでいると、難しい言葉を使っているとか、鋭い掘り下げた分析をしているとか、そういった点の頭の良さではなく、その表現の的確さにいつも舌を巻きます。これがどれを読んでも、バランスが取れていてとても良い出来なのです。一つ例を挙げますが、昨年夏に週刊文春で兄のことが大きく取り上げられたことがありました。その時に載った本人のコメントはわりと固めだったのですが、週刊誌といった怖いメディアの中ではこれぐらいの真面目なコメントが無難で100点満点であろうと強く思ったのを覚えています。
こういったところも「ああ、頭がいいよなあ」といつもとても感心して観ており、御贔屓にしている理由の大きな一つです。
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