おかあさんといっしょの放送には昔から色んな楽しいアニメーションのコーナーが挿入されてきていますね。
また、このアニメをベースに、月歌も幾つか作られていますよね。
●ずんずんあるいて (まねっこピーナッツ(c))※アニメとは違って人形ですが。
●しってしまったぼく (パンツぱんくろう(c))
●ぼくときみ (でこぼこフレンズ(c))
●しっぱいのせいこう (やんちゃるモンちゃ(c))
・・・その他、過去に多作品・・・
ただ、これらの月歌の中で最近のものには、ピーナッツ、ぱんくろう、はなはなマロン、モンちゃ等々のキャラクターの名前が明に出て来ないところが面白いですね。どれも映像を見ずに歌だけを聞くと、アニメとは無関係な曲として立派に成り立っています。
意図はもちろん判らないんですが、こういった作りだから、昔のアニメを知らずキャラクターの名前が判らない今の子供さん達でも、これらの曲を見て聞いて楽しめるという効果がある気がします。
さて、突然ですが、皆さんにご相談です。こういったことをお考えになったことが無いでしょうか? 昔から幾つも幾つもアニメが作られてきているけれど、いっそのこと再放送を繰り返し続けてはどうだろうか? 昔の放送のストックは山のようにある。子供番組というのは、幼稚園、保育園と同じで順繰り順繰りに子供達が見ては卒業していく。新しく生まれた子供達は昔のアニメを勿論見たことがなく初体験。だから優れた作品ならば、いっそのこと毎年同じでも良いのでは? ちなみに私は、ここに書いてるくらいだから、考えたことがあります(笑)。
それじゃあ、見ている親達の方がつまらない。毎回同じアニメじゃ目新しさが無いじゃないか、とも思いますね。ただ、永年長期に亘りずっと見続けていらっしゃる方々というのも、どちらかというと少ない方では無いかとも思えるのですが。
ただ私は、ちょっと別の理由から、ボンヤリと、その「再放送繰り返し方式」は厳しいのではないかと思ったりします。
今の日本、昔からあまり変わってはいない所の方が多いですが、言葉や生活様式がちょっとずつちょっとずつ時代とともに変わっていっている部分がありますね。
例えば、アニメも製作の時には当時の流行をちょっと取り入れたりすることもあるかと思いますが、それは後になると使えなくなってしまったりすることもあると思います。「ナウいね〜」なんて台詞があったら、今は通用しませんね(笑)。
また、技術が進歩し家電も形状がちょっと変わったり、新しいものが登場したりする。例えば、昔のアニメの中で、玄関に置いてある黒いダイヤル式の電話機が登場していたりすると、今放送すると視聴者の皆さんが違和感を感じられるでしょうね。今は、お洒落なデジタル式の電話や、携帯電話が主流ですから。
ところで、今放送中の「パンツぱんくろう」というアニメがありますね。このアニメは、極端な話、20年前だったら放送できなかっただろうと思うんです。というのは、「トイレを題材にアニメを作るなんて」と昔の人には受け入れられなかったであろう、という理由の方を言いたいからではないんです。
ぱんくろうのアニメの中には、トイレさまというキャラがいますね。あれは勿論「洋式便器」。洋式便器が一般家庭にもかなり普及したからこそ、あのキャラは登場できたと思うのです。普段の日々の暮らしを続けていると我々は特に意識しないことが多いですが、時代と共に変わっていっている物って、結構ありますね。
逆に、そんなことは絶対に実現出来っこ無いんですが、我々がもし、未来に放送されるアニメを今見ることが出来たとしたら、あれ?あの中に登場しているお掃除お手伝いロボットって何だろう?とかって、非常に斬新な驚きがあるでしょうね(笑)。
話を戻して、だから、アニメは、いつも時代に合わせて新作を作り続けていかなければいけない運命にあるのかな、と日々ぼんやりと考えたりしています。
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