今年の春のファミコンではミニミュージカルの最初に「鏡」が登場しましたね。そして兄姉達が吸いこまれていく展開。これを見ていると思い出すことがあります。 それは一つは、わんパークや夢りんりん丸の中で登場するアニメ「ベビーフィリックス」。 そして、もう一つはある過去のビデオクリップ。鏡が登場するけんたろう兄・あゆみ姉・弘兄・ちか姉時代のクリップがあるんです。この曲は今までさんざんとコメントしてきて、また遡上に乗せるのは心苦しいんですが・・・。
はい、それは「リズム君・メロディーちゃん」です。 最初、このビデオクリップを見た時にはビックリしました。というのはてっきりビデオクリップは無くてコンサート専用の曲だとばかり勝手に思い込んでいたんです。 この曲もコンサートで初っ端に歌われることがとても多いですね。過去の1996年、1997年それぞれの春ファミコン「音楽博士の楽しいコンサート」「音楽博士の楽しいコンサート2」で最初のオープニング曲として登場。後者の方ではアレンジを変えてユッタリ目の曲調にしている変化が面白い。 また、地方ファミコンでも何度も歌われ、私が行って来た愛知県一宮でも歌われました。そして2001年の秋ファミコン「しんごうなにいろコンサート」もこれが嬉しい初めの曲でした。
さて、ビデオクリップに話を戻すと、4人で明るく楽しくダンスをしながら歌い踊るわけですが、その周りが鏡のセットというのが面白い。よく遊園地とかに行くと、面白い鏡張りの部屋などがあったりするわけですが、それをちょっと思わせてくれます。 そして、何が面白いかと言うと、兄姉達がこう歌い踊るときに、それぞれの姿が鏡に二重写しになる部分。ここがダブルで元気な弘兄が映っていて、ちょっとこうお得な感じがするんですね。このクリップも面白いセットのマジカル演出効果だな〜と見た時に感心しました。 この曲自体の振付は「リズム君」の歌詞の所で、弘兄がこうガッツポーズにした両腕を交互に揺らして体を左右にリズミカルに揺らし、腕白な男の子の動作をする部分が一つの真骨頂ですが、このクリップでも動きが同じでとても懐かしく感じました。 元々私が、曲自体が好きで、そして振付も元気で明るくヤンチャさに溢れていて好きなんですが、この曲もこれまた若々しく躍動感に溢れる弘兄にピタリととても合っていますね。同じことを「みらいくんとゆめみちゃん」の「みらいくん」パートでも感じます。
考えてみると「鏡」にはこう摩訶不思議な演出効果がありますね。こうミステリアスな味付けをしてくれるスパイスのようなものかもしれません。 これは、弘兄は登場しませんが、りょうこ姉・あき兄がそれぞれピンで登場する「ふたごのタンゴ」でも感じます。 あと、これは「鏡」は登場しませんが、弘兄が二人登場するクリップ「ビックリ・タマゲタ」がありますね。お猿と坊や役の二人の弘兄を見ると、ダブルの姿が見られる嬉しさがあるし、それに加えて何かこうちょっとゾクッと来るような不思議な感じがミキシングされてますね。リアリティ溢れる弘兄の実写が更にバーチャルな部分まで膨らみを持って表現されているように感じられて、このクリップもとても好きです。
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